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建築家図鑑

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LISM掲載記事「建築家図鑑」vol.1 木村茂伸さん

こちらはLISM2024年3月号に掲載されていた「建築家図鑑」VOL.01の記事です。掲載誌の配布期間が終わっているので、こちらにアップいたします。

建築家:木村茂伸さんは、40年以上建築士として仕事をしてきた実績のあるベテランの建築家です。2014年に放送された「劇的ビフォーアフターⅡ【玄関まで40メートルある家】」に匠として出演。和歌山県では初めての「匠」でした。今回は、そんな木村さんに「リフォーム・リノベーション」を中心にお話を聞きしました。

今回の建築家

木村 茂伸

木村建築設計事務所

1959年生まれ。1981年 関西大学工学部建築学科 卒業。株式会社島村建築事務所勤務を経て、1995年木村建築設計事務所 開設。一級建築士。和歌山県木造耐震診断士。和歌山県地震被災建築物応急危険度判定士。

印象に残っているリフォームは?

建てようネットスタッフ(以下ス)>今までのリフォームの中で印象に残っているのは?

木村茂伸(以下木)>「和を感じる家」ですね。1階は事務所になっている4F建ての建物の2階部分の全面リフォームだったのですが、2階玄関を入った横のスペースをシューズクローク・クロゼットにしました。そしてその空間を和紙を使った建具で囲っています。その空間の照明を点けることで室内に優しい行灯の灯りが灯るようなイメージにしています。デザインがとても好評でこの行灯のイメージを使ったおうちがリフォームでも新築でもたくさん生まれていきました。私はリフォームでも自然光をなるべく室内に取り込めるよう考えるのですが、この建物では難しかったので、この行灯のような空間は和紙の風合いも相まって、見ると落ち着く、ひとつの「自然光」として捉えています。

最近のリフォーム事情

ス> 最近のリフォームはどんなものですか?

木 >最近はお客様と相談の上、新築に切り替えることも結構ありますね。 ス それはどうしてでしょう? 木 建物が傷んだところを直すのはもちろん、昔の建物だと入っていない断熱材などを入れる必要があり、また理想の動線などを間取りにしていったときに、構造上簡単には出来ないこともあります。快適で思った通りの家にしていくには費用がある程度かかることになり、これから何十年と暮らしていくための耐久性も考えた時、「それなら!」と新築にする選択をされる建て主さんも多いです。

ス>建てようネットで木村さんに担当していただいた「ご夫婦のための平屋」も同じような経緯で新築にされて、コンパクトながら良いおうちが出来上がっていましたね。

木>そうですね、元々築60年ほどの中古住宅を購入されていましたが、その建物もかなり傷んでいましたし、ご夫婦が動線なども快適につかえるよう考えた結果、新築になりました。もちろん、お客様のご希望に沿って決めて行きますので、小規模なリフォームや耐震のみを行うことも可能です。

リフォームでも新築でも、家づくりをしたいあなたへ

ス>リフォームするか、新築にするか迷っている方も結構いらっしゃいますよね。

木>少しでも今の建物について悩んでいたり、どんなかたちで家づくりをするか考えている方は建築家に相談して欲しいですね。建物に長年向き合ってきた経験やノウハウ、考え方やアイデアがあるので、「糸口」を見つけるために我々を頼ってほしいです。

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「木村茂伸さんに会って話してみたい」という方は、まずはぜひライブラリーにご来場ください!

木村さんにしかできない、普通の考えの枠を飛び越えたアイデアもお客様に好評です。あなたの家づくりにも、思いがけない光が差すかもしれません。

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