家族の形や生活スタイルによって変化するマイホーム。「建てようネット[和歌山]」で夢を叶えた建て主さんの〝アフター〟にお邪魔してきました。
海の近くの白い家
建てようネット和歌山で建てた家 第77号
竣工時のバルコニー。海がこんなに近くに。
2018年時のお庭
お庭にはビオトープや水槽も
2018年時のリビング。玄関からもリビングからも見える水槽には立派なアロワナが。
竣工時のリビング。水槽はまだ空っぽ。
2018年時。家具が置かれ、カーテンがつけられ、水槽にはアロワナが。
玄関と繋がる水槽のリビング側からの様子。アロワナは全長40cm、まだまだ成長します。
竣工時のインナーガレージ
2018年時のインナーガレージ
竣工時のキッチン収納などは自分たちでカスタマイズしようとこのシンプルさ。
2018年時。奥の棚は旦那さんの作り付け。
2018年時のキッチン 2018年時の玄関 アクアリウム
2014年に完成した「海の近くの白い家」。その名前の通り浜の宮ビーチの近くにあり、建て主さんの海好きと和歌山の自然環境が見事にフィットして、千葉県から家族で移住を決意。インターネットで「建てようネット[和歌山]」を知り、さまざまな建築家とのマッチングの末に「オフィスワイズ」の谷奥慎司さんとの家づくりが始まりました。
決め手となったのは、谷奥さんの気さくな人柄とプロフィール欄にあった熱帯魚の文字。実はご主人の趣味もアクアリウムで、玄関にはリビングからも楽しめる両面対応のアロワナ水槽に、リビングには幻想的なアートアクアリウム、テラスにはビッグサイズのランチュウと、4年間で増えに増えた生き物たちは50種類以上。「ちなみにメイン水槽のアロワナは3代目です。なかなかデリケートで、現在ようやく40cmぐらいに成長して安定してきました」とご主人。大きな水槽で悠々自適に、アロワナも快適そうです。
生き物のほとんどはご主人が飼育。家のあちこちに観賞用として楽しむ工夫が施されています。ポンプや照明などの配線はもちろん、魚たちにも過ごしやすい環境を維持するため、家の中から出入りができるインナーガレージを配置。土間仕様で作業に没頭できるご主人自慢の基地内には、生き物たちを管理するさまざまな機材のほか、もう一つの趣味である釣り道具が満載。「多い時で週に3回、とっておきの穴場も見つけました。季節によってヒラメやスズキ、この間はなんとイシダイですよ。魚拓もバッチリ、庭の専用調理台でウロコも取って今晩美味しくいただきます」と。
当然、人にも家計にも優しく、当時のトップランナー基準の省エネ断熱材やガス床暖房を採用。子どもたちも自然体で、伸び伸びと育っています。 奥様は共働きで、計算された生活動線がお気に入り。「浴室や洗濯スペースなどの水回りを2階にもっていって正解でした! この辺はどうしても生活感が出てしまいますからね。疲れて帰ってきてリビングでちょっとひと息…そんな時に洗濯物の山は見たくないものです(笑)」。2階には専用物干し場もあり、最短距離の動線を引いています。奥様の感想は「ストレスフリー」。ご主人の器用さもあり、家族の生活に合わせて、住みながらカスタマイズされています。
完成/2014年1月26日
家族構成/ご夫婦、お子さん 4人
構造/木造在来軸組工法2階建
屋根/スレート瓦(セラミックコーティング)葺き (断熱材敷き込み、通気棟)
外壁/ジョイントV塗りの上ホワイトV仕上(通気金具工法)
敷地面積/ 148.77㎡ (約45.00坪)
建築面積/ 73.04㎡ (約22.09坪)
延床面積/
1F 64.84㎡(約19.61坪)
2F 58.13㎡(約17.58坪)
計 122.97㎡ (約37.19坪)
設計・監理/谷奥慎司(オフィスワイズ)
施工/川口工務店