建てようネット和歌山で建てた家
「寄合町の家」は川の真横の敷地ということもあり、その地盤が心配されました。設計を依頼された木村茂伸さんは、地盤の対策に時間と手間をかけ、それがこのお家では一番印象に残っているといいます。
外観は白を基調にした個性的なデザイン。こちらは建築家:木村茂伸さんが以前設計した「ブランコのある家」の外観が気に入った建て主さんが「このお家もそんなデザインにしたい」と要望。アールの屋根、そこに重なる片流れの屋根、木のアクセントなど、ブランコのある家の可愛らしい雰囲気が取り入れられました。また、1Fは駐車場であるこのお家の形に合わせてデザインを変更、1Fの柱や壁を黒にすることで、まるで2Fから上に部分が浮かび上がっているように見えます!この手法は金閣寺(鹿苑寺舎利殿「金閣」)にも取り入れられているものだそう。
リビングは、川沿いに植わっている桜の木が風景として楽しめるように、窓の位置を工夫。2Fリビングということもあり、存分に光と風景を室内に取り込むことができます。また、リビングの吹き抜け空間で目を引く丸いドーム状の2つの窓。実はこれ建て主さんが飼われている愛猫たちの遊び場。キャットウォークとも繋がってお家をパトロールしたり見渡していたい猫ちゃんのニーズにフィット。キャットウォークは床が透明になっていて、猫ちゃんのかわいらしい肉球を下から覗くことができるんだとか…!こんな楽しい工夫が盛り込まれているなんて、建て主さんが建築家との家づくりを楽しんでくださったのがわかりますね。
担当建築家・工務店
設計・監理/木村茂伸(有限会社 木村建築設計事務所)
施工/巧細川組株式会社