建てようネット[和歌山]で建てた家 第170号
赤い屋根が青空に映える外観。天井まで続く大きな窓が特徴で、室内に空の景色まで取り込みます。すみたにのお兄ちゃんが顔を覗かせるのは、可愛い小窓の付いた2階。将来の子ども部屋で、スキップフロアのリビングと繋がり、1階にいながら声を届けることができます。ちなみに奥様のお気に入りはソファからの景色。道路からの視線は外構で完全ブロック。夏はここから岩出の花火を贅沢に独り占めできるそうです。
すみたに兄ちゃんのお気に入りはスキップフロアの際。ちょっと高さのあるリビングで、下には部屋にもなりそうな巨大収納庫。吹き抜けのリビングで開放感もあり、さらに高めのスキップフロアにしたことで、道路との段差が生まれ、窓を開け放った状態でも外からの視線が気になりません。キッチンは奥様憧れのカウンター。働く主婦をサポートする動線も完璧で、玄関から直接キッチンへの扉が設けられています。
お笑いコンビ「すみたに」兄登場!人のご縁と強い結びつきでついに完成
今回の建て主さんはテレビやラジオ等に引っ張りだこの兄弟お笑いコンビ「すみたに」の兄夫婦のマイホーム。4月まで和歌山放送でレギュラー放送されていたコーナー「すみたに兄ちゃんマイホームを建てる!」の家です。番組と並行して進行していた「赤いやねの家」が完成し、いよいよご紹介となりました。
すみたにのお兄ちゃんとは「建てようネット[和歌山]」にリポートに来てくれた時からのお付き合い。システムをご自身で紹介して興味を持ってくれました。「奥さんにその話をしたら私も行きたい!と。その後、プライベートで建てようさんに出向き、ご縁があったのが建築家の島村さんです」とお兄ちゃん。手掛けたのは「SIMS建築設計」の島村健司さん。センスはもちろん、ご夫婦の心に響いたのは人柄。「面談後、島村さんから『建築家を決めるのはお二人です。ただその前に悩むことも多いはず。僕に決めなくても、疑問が出てきたら気軽に相談ください』とメールをいただき、その気遣いが嬉しくて、迷うことなく決めました」と。土地探しからスタートし、ラジオも同時進行でお兄ちゃんが現状をリポート。島村さんをゲストに、ヒアリングから要望、プランニングと、建築家との家づくりがどのように進むのかをリアルに解説。時にはラジオに、奥様もご登場です。ジブリをイメージする赤い三角屋根に、西海岸を思わすお洒落なマリンテイストと、なかなか個性的なご要望。さらにお兄ちゃんの仕事柄、小道具類が多く収納もたっぷりめ。夢がありつつ、実用的でなくてはなりません。島村さんは「要望にプラス、大切にしたのは室内に景色を取り込む工夫。空も山も畑も広がる空間は、市内ではとても貴重ですから。奥様も仕事をされていますし、家ではのんびり、二人の時間を楽しんでいただきたいですね」と。忙しいご夫婦の癒しであり、同時に使い勝手のいい家事動線などで日常生活をサポートします。
住宅データ
家族構成/ご夫婦
構造/木造在来軸組工法
屋根/ガルバニウム鋼板
外壁/ラップサイディング
建築面積/ 77.03㎡ (約23.30坪)
延床面積/
1F63.76㎡ (約19.29坪)
2F35.60㎡ (約10.76坪)
計 99.36㎡ (約30.05坪)
敷地面積/ 175.30㎡ (約53.02坪)