建てようネット[和歌山]で建てた家 第139号
玄関のシューズクロークからはじまり、キッチンの収納、家事室、寝室の書斎、子ども部屋の机、階段下の納戸など、いずれもオリジナルの備え付け。1階も2階も全フロアの床に優しい無垢の木を採用し、使いやすさと住みやすさを融合。ご主人いわく、建築計画中に最後まで悩んだのはお風呂場とか。結果的にちょっと家事室を小さくして、浴室面積を広めに確保しています。
イメージを具体化することで大満足の思い通りの仕上がりに!
「家を考え始めたきっかけは、子どものことと月々の家賃。建てようネット[和歌山]のことは、地元のフリーペーパーを見て知っていました。実は同僚も、建てようネットさんで家を建てているんですよ」。そう話してくれたのは、3月に完成した「森小手穂の家」のご主人。土地探しからのスタートだったこともあり、建てようネットでは今回、宅地建物取引士の国家資格を持つ一級建築士の谷奥慎司さんをマッチング。気さくな人柄と、話をしっかりと聞いて、さらに何でも話せる温和な雰囲気が好印象だったと、ご夫婦そろって谷奥さんに決めました。
奥様が妊娠中だったこともあり、家のことはご主人が中心となって進行。ご主人と谷奥さんの二人三脚で、家づくりが始まりました。最初の要望は〝使いやすく住みやすい家〟とのこと。谷奥さんは「なかなかざっくりとした感じで始まりましたよ(笑)。でも初めはそんな感じでOKなんです。世界に一つだけのマイホームをつくるのですから、当然、見本があるわけでもありません。ご夫婦のやりたいことや憧れを一つ一つ、話をしながら引き出すことも建築家の仕事。要望をお伺いしながら間取りを決め、図面を3Dなどで起こしながら、頭の中のイメージを具体的に形づくっていきました」と。
イメージ化と同時に、ご主人も本などを見ながらアイデアをわかせ、その都度、谷奥さんに相談。床には温かみのあるカバザクラの無垢の木を使用したり、キッチンは広めに、生活動線も考えて家事室を配置。光熱費など将来の生活コストのことも見越して、吹き抜けは採用せず、梁を見せることで天井高を確保。収納や棚などは、備え付けで使い勝手がよく、しかもお洒落にデザイン。至るところにこだわりが詰め込まれています。ご主人は「壁紙なども建築中に実寸大で検討できたことで、イメージ通りの仕上がりに。完成が想像できるから思い切った柄を選ぶことができました」と、大満足の様子です。
住宅データ
家族構成/夫婦、子ども1人
構造/木造在来軸組工法
屋根/ガルバリウム鋼板立馳葺
外壁/防火サイディング
建築面積/ 70.52㎡ (約21.33坪)
延床面積/
1F 66.55㎡ (約20.13坪)
2F 47.20㎡ (約14.28坪)
計 113.75㎡ (約 34.41坪)
敷地面積/ 229.15㎡ (約69.32坪)