機能的で美しい空間を目指します。
建築は施主の生活の背景であると考えます。そのためには、主張しすぎず、機能的に合理的であり、かたち・素材・色などシンプルである方が良いと思います。具体的には、限られたコストのなかで優先順位を決めていただき実現の可能性を探っていきます。各要素の繋がり、寸法などをどうあるべきか慎重に検討し、それらを積み上げて建築を組み立てていきます。基本となる方針を決めて、迷ったときはその方針と照らし合わせ、方向がぶれないように考えます。施主と設計者は、共に考え、悩み、決断していく関係でありたいと思っています。

作風について
シンプルな構成を心掛けています。工法は、ローコストが優先される場合は在来木造を採用します。また、コストよりも特殊な設計条件が優先される場合は鉄骨造を採用します。それぞれの状況に対して、より良い工法を選択する様にしています。そして、いずれの場合においても計画全体のバランスに配慮しながら、できる限り既製品の選定に留まるような状態にならない様にしたいと考えています。そうすることで建築設計者としての職能を発揮できると思っています。